2018年7月6日金曜日

4年間ぶりの"これが読みたかった"---『宵物語』感想--



めっちゃ久しぶりに書きます。




ごぶさたな内容は


西尾維新著作、物語シリーズの最新作


『宵物語』の感想です。


電子書籍も買えますヨ!

http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000311680


だいたい3時間くらいで読んだかな?






ほんっっっっっとに面白かった!!!


もうタイトル通りです…!!












4年前に物語シリーズファイナルシーズン

『終物語・下』が発売されました。


セカンドシーズンが阿良々木君がいままで


目を瞑ってきたことに向き合っていく物語だとしたら


ファイナルシーズンはそれをつなぎ合わせていって


いままでの伏線をひたすえら回収していく集大成。


物語シリーズの完結もあってすごく感慨深かったです。


そして『続・終物語』の発売、


いままでほど面白くはなかったというのが正直な感想でした。


小説として鏡文字を理由するなど驚かされることはあったのですがあれだけ綺麗に終わった「物語シリーズ」に対して"蛇足"感があるなと思っておりました。


そこから
あれよあれよという間に続編が決定。


「オフ・シーズン」と題して


『愚物語』『業物語』『撫物語』『結物語』


と続々発売。


西尾維新本人も言っていますが「終わる終わる詐欺」もすごいことになってますw


そして「オフ・シーズン」も面白かったのですが


やはり


「ファイナルシーズンまでと比べると少し劣るな……」


と思っていました。
(もちろん続きが読めるのは読者冥利に尽きるので嬉しいですw)


そして去年、


「モンスター・シーズン」と題して(風呂敷広げすぎでしょw)


阿良々木君の大学生活編としてまず忍物語が発売されました。



面白かったです!



「阿良々木君大学生になっても変わらないな~笑」


って気持ちになったり、でも成長しているところもあったり、、


そしてこの本を書くには業物語は外せなかったし(話自体はヒロイン本にありましたが)

やっぱ「オフ・シーズン」も必要だったと再認識。


そして!今回の『宵物語』……!!


もうほんとにめちゃくちゃ面白かったですね…!


終物語以来の「物語シリーズ」を読んでる感がありました…!


この世界観特有のギャグとシリアスが混ざり合わさった内容。


そしてもちろん怪異ミステリーとしてもすごく良くできていました、、
(たぶんここが一番「終・下」以降なかった要素なんだと思います)


まさかまた怪異の名をきくことができるトハ……。






……なんか本編触れる前にだいぶ使ってしまった。。
(ほんとはまだある。表紙とか表紙とか表紙とか…)

良き、、、

































この記事のときに反省してるのでめっちゃ省きまくりな感想でいきます。

「伝説シリーズ」最"終"巻『悲終伝』の感想


*******なんとなくのネタバレあるので注意してね********





第二話「まよいスネイル」

001


僕が物語シリーズでまず大好きなのは


一章の導入で副題になっているキャラの名前で小説が

はじまるところなんですよね。


今回も例に漏らさず「まよいスネイル」から


"八九寺真宵"ではじまる一章。物語シリーズ読んでる感あります。

余談ですが化物語の頃の一話前のヒロインとかならずいちゃつくという流れも好きでしたw



002~004



日傘またでんのかよwww

お前レギュラー狙ってんだろw

星雨って名前なんですね、名前の並びは綺麗なのに、、、笑


にしても今回の事件は小学五年生、紅口孔雀ちゃんの「誘拐」……。


そしてテーマは「家庭不和」。

わりとテーマが重いですね…


両親が放任主義、お姉ちゃんはとても優しいけど大学生になって


一人暮らしを始めてしまって、


孔雀ちゃんと両親の三人で暮らすことになってしまったというところに今回の事件といった流れ

羽川を思い出し、八九寺も思いだすところでわりと涙腺刺激されました。



005~016



いまでは迷子の神様となった八九寺のもとへ


当然のようについてくる斧之木ちゃん。

ほんとこんなレギュラーポジになるとは最初おもわなかったよ、笑

ひたぎさんかわいそうです😢


忍野忍・八九寺真宵・斧之木余接でロリトリオ、ロリオは笑うw


あと阿良々木君の変態ネタは大学生になってもいろあせないなw


いつもの「失礼、噛みました」もちゃんとありました(笑)


阿良々木君は誘拐に見せかけた家出と推理。


斧之木ちゃんは誘拐?された紅口孔雀ちゃんの家へ、


阿良々木君と忍は街を捜索。

(八九寺は神社でお留守番、神様なので)





各地を探した結果、立体駐車場の屋上に紅口ちゃんの抜かれた歯が19本、、、

いや、今回重すぎない??僕ここらへんで読むの辛くなってきてたんですけど……



017



 「なんてこった。家出少女を探すつもりが、結局、誘拐事件であることを証明してしまった……、何をやっているんだ、僕は」

ここまでは阿良々木君のいつもどおりなんです。

でもいままでなら、このあとも吸血性を使って事件に絡んでいってたのに

今回は違う……大学生阿良々木君は斧之木ちゃんに諭されつつ警察に任せて身を引く…


うーーん、こういう苦悩がすごいいい。

傷物語からそうだけど阿良々木君が


人(や怪異)を助けることに対して苦悩するのが「物語シリーズ」の真骨頂だと思います。



018



最近の恒例となっていたひたぎさんが出てきて今回の事件について聞くというオチ。


今回はもう出てきてしまいました

「早いな!今回は!」

メタが面白いのも物語シリーズの真骨頂その②w

なんか別れそうなフラグすごいけどもっかいくっつくことがわかってるから安心して見れる。



019~021



ひたぎさんが去ったあとに阿良々木君のもとにやってきたのは

「紅口雲雀(孔雀ちゃんの姉)」と名乗る女。

いや~~雲行きが怪しくなってきた…

話の展開上でてきているキャラのうちだれかが犯人なんだろうけど


これきついな、めっちゃ妹思いって語られてきた雲雀お姉ちゃんわんちゃん犯人かよ……


ちなみに行き過ぎた敬語というどちゃくそキャラ立ちしている女でした。



022~024



阿良々木君が会ったという紅口雲雀は海外にいっていたことが判明。

いいね~、ミステリーだね~~



025~029




内面が小学五年生のまま、一夜にして大学生の外見くらいになってしまう。

という怪異現象。


もちろんミステリーとしては超能力の類なんでアウトofアウトのアンフェアなんですが

僕としてはすごく納得しました。

そうか…怪異が絡んでいたのか……

19本抜けていた歯にも納得。

良かった、誘拐じゃなくて………

「うつろいねじり」

「時ねじり、うずまかれ、ねじ回り」

それが今回の時間をねじり、子供を成長させる怪異。

ほんとに懐かしい。忍野メメの口上が思い浮かぶ……



阿良々木君のもとに訪れた紅口雲雀は怪異のせいで成長した

紅口孔雀本人ということでした。



030~035



読んでください。

涙であふれて先に進まないので。。


ここはまじで泣かない人いないと思う。



036



八九寺まじ神。

030からのこの流れはやばすぎる、ほんと読めて良かった。

やっぱりハッピーエンドが僕は大好きです。

ありがとう八九神。



037



後日談というか、今回のオチ。

毎回思うけど物語シリーズは読了後のさわやか感がはんぱない。

これってこのオチのおかげだな、と。

綺麗にしめるんですよね~ほんとに。

ひたぎさんもでてきてとっても良い終わり方。




 「ハッピーエンドにするために、努力しようって話でしょ?じゃあ、ハッピーエンドみたいなものじゃない」





第三話「まよいスネイク」

次の巻へのつなぎのような話
(そういえば接物語まだ??・。・)

デザートみたいな感じで読んでたらさらっと臥煙さんやメメの呪いの話もしてましたw

めっちゃ大事なことじゃんww

蛇の道はヘヴィ・ローテーション!





**********************

最近、あまり本も読めていませんでしたが

やっぱり西尾維新が大好きだと実感しました。

いやあ次の巻も楽しみだ…

西尾維新は刊行スピードはやいから嬉しい悲鳴です(笑)




ほんとは「美少年シリーズ」の最新作も読んでいて感想書きたかったのですが

またの機会に。。


ノシ


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