2019年4月30日火曜日

余物語読んだ感想(もうすぐ物語フェス)




平成最後のぶろぐ。





四日前くらいに物語シリーズ最新作『余物語』読み終えました~~

届いたのは発売日の次の日くらいやったけど時間かかってしまった笑




物語シリーズ面白いは面白いんだけどやっぱ一番最高だったのはファーストシーズンだな~~

せめて終物語まで、どうしても蛇足感を感じてしまうんですよね(結物語は最高だったから除く)


僕的には先の話じゃなくて過去の話が読みたいんだよな~~例えば専門家三人の学生時代だったり、影縫さんが地面を歩けなくなった呪いの話だったり、いろいろ伏線あるからできなくはないと思うんだけど…



と、いいつつも安定の面白さでしたので軽く読んだ感想をば。

ネタバレありきです。




内容紹介


斧之木余接おののきよつぎとも、思えば長い付き合いになった”

老倉育に児童虐待の専門家に仕立て上げられた阿良々木暦は、家住いえずみ准教授から相談を持ち掛けられる。
我が子を檻に入れたまま三日も家に帰っていないという。わけあって斧乃木余接と現場に急行した彼が、そこで見たものは。



第四話「よつぎバディ」



001


斧之木余接とも、思えば長い付き合いになった。


という出だしで始まりますがほんとにそれ。あんた最初月火ちゃん人差し指で粉砕してたやん…いつのまにかこんなポジにつくとは、、、



序盤の印象は阿良々木くんが「がはらさんと赤ちゃんプレイに興じている」にすべて取られた笑

こいつ馬鹿なんじゃねえのか????(こいつってのは西尾維新も含まれる)

物語が進むにつれて阿良々木くんの吸血鬼度が下がる代わりに反比例で変態度が上がって言ってる気がします、、、



002~006



大学生になった阿良々木くんのもとにその大学の教授、家住羽衣が

「私は三歳になる自分の娘を虐待しているの。どうしても可愛いって思えなくって」

と相談し、「檻の中で三日娘を閉じ込めている」と話す彼女の家に斧之木余接と向かうと……

みたいな導入。

そして今回のテーマは「虐待」

前回の「家庭不和」に続き重いな…

西尾維新は前に言ってたものをひっくり返すのが得意なんですけど(小説かくときも前作の逆で作ってるらしいし、)

今回は忍野メメのセリフ。

『人はひとりで勝手に助かるだけ』

について。


『人はひとりで勝手に助かるだけ』というけれど助ける相手が2人なら?

今まで子供ばかり助けてきた阿良々木くんが大人を助けることができるのか?

ほんと話を作りこむのがうまいよなあ…



家住教授の娘の名前、家住唯々恵いえずみいいえってこのありそうでない名前の具合が物語シリーズってよりは戯言シリーズ感あるなw

「言えずにいいえ」が由来と予想。


そして檻ってのもあってこれは伝説シリーズの左在存ひだりざいぞんを思い出す……



今回、けっこう展開がはやくて、40頁くらいでこのあらすじ全部終えたレベル。

え、え、めちゃ早いやん……
そして、家住教授の家に着き、三歳の娘がいるといわれていた檻の中にいたのは……



007~021



毛布で作られた三歳児の人形……しかも背中をナイフで刺されている…


最初は胸糞だったのに急にホラーになるやん…普通に怖かったわ……


なんかこの時点で家住教授が悪いのか、それとも人形を子供だと思っているだけなのかとかいろいろ意味が分からなくて怖かった……


からのホラーの畳み掛け。

家住教授は姿を消し、阿良々木くんが再度家住邸を訪れると背中を刺された虐待人形も姿を消しており、

別居したと言っていた夫の部屋に入るとまた人形があってしかも今度は顔面にナイフを刺されてる…


ワケガワカラナイヨのインキュベーター状態。



まーーじで展開がはやいし、全貌が理解できてないからひたすら恐怖。

あいだにあった月火ちゃんや扇くんとの会話が癒しだわ。

今回、余接ちゃんがヒロインてのもあって月火ちゃんのしでの鳥の話がよくでてきてましたね、忘れそうになるけど月火ちゃんは怪異なんだよな……






どうでもいいけど人形テーマだとどうしても手折正弦じゃなくて人形遣いの右下るれろが先に思い出されるんだよな笑



022~025



毛布で作られた人形が動くってところでやっと怪異とつながるんだけど、やっぱファイナルシーズン終わってから異様に話が大きくなりすぎてる感があるんだよな……

いままでは個々人の怪異だったけど魔法の毛布とかレベルあがりすぎじゃない??って違和感覚えてたんだけど、たぶん名前とかも重要なんだよね、


いままでは怪異の名前があってどういう怪異だって説明があったんだけどその説明ができる専門家がいない、もう阿良々木くんひとりで対処しなくてはならなくてどんな怪異なのかもわからない。


そんなところが僕がなんか最近のシリーズの怪異にしっくりきてない理由なのかも。


そして舌を引っこ抜いて血が噴き出るって描写でりすかちゃんの兵法言うなしりすかかけし

まあ実はたしか恋物語あたりで一回りすかのことは触れてたんだけどね、にしても混物語からすぐにりすかをだしてくるあたりさすが。


この毛布の怪異に襲われた阿良々木くんが水で撃退したのが伏線になってるのとか流石だなと感じたり。



026~027



家住教授を探すために人形を式神化(怪異化)する斧之木ちゃん、急に片目がなくなってる描写きて眼球取られたのかと思った。怖いわ自分から眼球えぐんなし……

斧之木ちゃんはスキルもだけど一度死んでて基本不死身ってのも話に使いやすい理由なんかな…



028~033



家住教授の遺書。

果物ナイフの伏線そこかこわ。


教授の「檻の中に戻るのはごめん」ってめっちゃ感動できるし、文の最後で「誰の手にも届かないところに逃げる」ってあり、ほんとに遺書だったのか……と思ったら次の章ですぐひっくりかえしてくる。ほんとに今作は先が読めなかった……



034~035



最後の後日談で謎を解きほぐすために出てくる羽川、ついに哀川潤になったか

いままでは直江津で、とか吹き溜まりとか理由があったのに今回はなんでそんな簡単に怪異が!?って思ってたけどこの最後の羽川さんの話で納得。家住教授自体が怪異と考えればそれは理解できる。

父親を刺したってのもこわ、これこそ後味悪い、、と思ったけど本人自体が怪異ってところでまあ納得?はできた


ちなみに新シーズンになってから僕のモヤモヤしてる理由が名前がほしかったってのは羽川が障り猫に無自覚になってたって話でわかった。わかりやすくラベリングしてほしいんだろうね。



最後に僕が一番気になってた毛布の怪異はどこいったかって疑問を解決してくれるあたり羽川さんはやっぱなんでも知ってるわ、しかも阿良々木くんの後味が悪いと思ってる心を選択肢を作らず解決してくれるラスト、どこまでいっても羽川は羽川だな…




第五話「よつぎシャドウ」


前回から続いて撫子の専門家への道part2。


人じゃなく場所に憑く蛇切縄?って最初思ったり、専門家に撫子がなるのみてみたいなあ貝木に似てるのかそれも因果だなあって思ったり。


ちょっと推理もの感いれてるとこもありつつ短編になっててよかった!


ネットで見たとことを
『確度は不確かですが複数の情報源をデータマイニングした結果、現時点で推測可能な事実があります』

って言うのは秀逸すぎるわ笑

使ってこ笑笑



洗人あらうんどなんてどこできいたっけ?撫子ちゃんきいたことあるってゆうてたけど僕はまったくわからん…

終わりのトゥー・ヘヴィ・オア・ノット・トゥ・ヘビィ、これ戯言の終わりみたい


≪To heavy or Not to hebiy.≫




あとがき読んだ感想ですが、

まじかよさいしょはこよみんとよつぎちゃんふたりで魔界に行く予定だったのかよどこの世界観ww


しかも次が100冊目とかまじか!!めでたすぎるし西尾維新かきすぎw





この計算であってるかな??



てことで余物語の感想(散らばりすぎ)でした。

モンスターシーズンも残り三作か、、撫子に呪いを送った友達と会う話とか普通によみたいな~~




そして物語フェスもうすぐじゃ……楽しみすぎる……



では平成のみなさん、さようなら!

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