2020年3月22日日曜日

上田麗奈1stアルバム「Empathy」感想、考察②




上田麗奈1stアルバム「Empathy」感想①

の続きです。




目次
きみどり
Another
aquarium
旋律の糸
Campanula
Walk on your side




6. きみどり


作詞・作曲:Chima 編曲:下川佳代


他の曲と比べてすごく優しい曲。

「あまい夢」での「あまい夢」

「ティーカップ」での「変な夢」

「いつか、また。」での「長い夢」

そして、

「きみどり」ではこれが「未完成な夢」

となっています。

これが全部同じ「夢」をさしているかはわかりませんが

未完成な夢も美しいと

君がくれた青


こっちは「いつか、また。」の

絵の具みたいな青 閉じ込めた季節

すぐそばに置いていたいの


と同じかなと。


「いつか、また。」で悩んでいて飛び出て、「きみどり」はその歩いていく様子なのかなと感じました。


「君」が「彼」をあらわすのか、それとも「自分自身」をあらわすのかってのにすごく悩まされてます笑


自分が持っていた「黄色」に「君がくれた」「青」を足して「きみどり」

あらためて、


未完成な夢も美しいと

君がくれた青






7. Another


作曲・編曲:⽯川智久


もう一つのインストゥルメンタル。

「Falling」よりは明るめな印象を持ちます。




8. aquarium


作詞:唐沢美帆 作曲・編曲:⾼橋 諒


上田麗奈さん演じるアイドルマスターミリオンライブの高坂海美のソロ曲も二曲手掛けてくださっている唐沢美帆さん作詞のこの曲。


だいぶ荘厳な感じですね。

「Another」を挟んでまたひとつ世界が変わった感じ。

「きみどり」でもうだいぶ進んで歩いていっているように思ってたんですがこの曲を聴くとそこは改めさせられました。

まだ重い。歌詞にもあるようにまだ

私の心は 水槽のような

静けさの中を泳ぐ


まだもがいてるんですね、なかなか上には行けない。


でもサビ以降、


濃紺のカーテンを 上昇していくような気持ち

あと少し もう少しと

手を伸ばす


と先へ進もうとしている様子を感じます。

「ティーカップ」に続いて「水槽」、殻にこもるイメージがめっちゃありますね笑



最後。

(行こう)行こう(次の)私へと

(行こう)次の私へ


っていう風に二回「次へ進む」描写が出てくるんですね

先に進むって気持ちももちろんあるんですけど

一回目は目的に向けて、「私へ」

二回目は未来に宛て「私へ」

なのかなと感じました。






9. 旋律の糸


作詞:RIRIKO 作曲・編曲:⽯川智久



「いつか、また。」と同じRIRIKOさんの作詞。「Another」の石川さん作曲。


「旋律の糸」って曲名に合わさってピアノをバックに少ない音の中で上田麗奈さんの声が響く。


そしてこれまた暗いね(笑)


「旋律」ってのは「表現」、「旋律の糸」は「表現法」みたいな感じなのかな……?



たくさんある旋律の中でいろいろ試行錯誤してって、でもうまく奏でられる旋律がなかなか見つからなくて…みたいな??


殺してく 並んだ糸を一つ

切り離そう 私と世界を



こっわ笑



んでも

これが最後の一本 生まれ直そう? 一緒に


と、最後はちょっと(ちょっと?)前向きな方向になっているからいいのかな??笑

この最後の一本の旋律を大事にしていってくれるといいな。


歌詞の文字数は少ないんだけれど時間はアルバムの中で3番目に長くて余韻と余白たっぷりな曲ですね





10. Campanula


作詞:上⽥麗奈 作曲・編曲:加藤達也


カンパニュラ。花の種類のひとつ。「小さな鐘」のラテン語が由来。


花言葉は「感謝」、「誠実」


「旋律の糸」からは曲調も雰囲気も内容もガラッと変わりますね。


上田麗奈作詞ということもあって自分自身と、その周囲に語っているように感じます。

悲しげな顔をにらんだ

言いかけた言葉はあなたを困らせるだけ


この言葉がたぶん「ごめんね」なんでしょうね……

でも、そうじゃなくて


花が咲いてるよ

そんな表情かおしないでよ

この花がカンパニュラ



いつも笑っていて

いつでも幸せでいてね

いつだって元気で

本当はずっと…



もどかしい

なんて言えばいいのか

そんな表情かおさせたいわけじゃなかったんだ

本当は ねぇ


ここにあなたがいるそれだけでいい

伝えたい

ごめんねじゃないよ

ありがとうって




歌詞も歌い方の感情の乗り方も含めすごくここの歌詞が好きです。


自分の考えた解釈だけど、うえしゃまの感謝が、伝えたい人に届くといいな。





11. Walk on your side


作詞:松井洋平 作曲・編曲:⽥中秀和 (MONACA)


一枚目のミニアルバム「RefRain」からの松井洋平さんの作詞に田中さんの作曲。

三番目に僕が好きな曲です。


すっごく明るい。し、めっちゃポップ。


小さな一歩をかさねよう

つまづいたっていいから



今までの曲の中ですごくもがいてもがいて、そして辿り着いたのがこの曲の内容って考えるとただポップで明るい曲ではなく感じますね……




スケッチブックみたいな絵を描くことを想起させる歌詞も嬉しいね。


曲の流れで思ってたけど「Empathy」はすごく曲と曲が地続きで繋がりがあるんですよね。

で、「Walk on your side」聴いて改めて思ったのが

基本再生順の流れなんですけど「アイオライト」だけはどこかわからないなって。

「Walk on your side」とも似た感情だし全体通しての「アイオライト」な感じもするし、、


「Walk on your side」までいってまた「アイオライト」に戻ってくる。そんな感じの考え方も面白いかな……




「Walk on your side」

「あなたのそばで歩く」

「キャラクターと寄り添う」













というわけで不肖ながら上田麗奈さんの1stアルバムについての感想や愚考なんかを書いていきました。

1曲目~5曲目の感想はこちら↓
https://ilove-imas.blogspot.com/2020/03/1stempathy.html


ほんとに数多くの作詞家、作曲家さんたちが上田麗奈さんに曲をくださって、いままで彼女が積み上げていったものをすごく感じました。





先入観を作りたくなかったのでうえしゃまのインタビューやほかの人のEmpathyの感想とかは読んでこなかったのですがこれから読んでいって自分の思い違いを訂正していこうかと思います笑




これを読んでちょっとでも共感(Empathy)してくれる人がいると嬉しいです。

上田麗奈1stアルバム「Empathy」感想、考察①




3/18に上田麗奈さんの「Empathy」が発売されました!



待望のアルバム。キャラクターとの「共感」を表現した「Empathy」。


その各曲についての感想をちょっとずつ書いていこうかなと思います。

あまり先入観を持ちたくなかったのでインタビュー系はスルーしてたのですが声優グランプリの「友鳴り」だけは読んでしまっています。

あと「あまい夢」はしごはじで語ってた内容とかも聴いちゃってます。意志ぶれぶれやん。



敬称略です。



あまりに長くなっちゃったんで6曲目以降は別で書いてます↓
https://ilove-imas.blogspot.com/2020/03/1stempathy_22.html

1. アイオライト


作詞:上⽥麗奈 作曲・編曲:Kai Takahashi (LUCKY TAPES)

うえしゃまの作詞のリード曲から始まるアルバム。

こちらの曲はMusic Videoも作成されていますので是非。

上田麗奈「アイオライト」MUSIC VIDEO

家から世界にとびだしていく



アイオライトは石の名前。

「ion(スミレ色)」と「lithos(石)」という二つの単語を合わせた造語らしい
http://natural-style.biz/powerstone/iolite.html

MVで1:06くらいにひろってるのはアイオライトをイメージしてるのかな?


Bメロ

ああなんでこんなにも痛む目を庇っては
走り続けてさ
ああもうなにやってるんだろ



ここ、すごく感情が伝わってくるね……なんか本人作詞だからこそでた言葉というか、メロディへの乗せ方も「上田麗奈しかできない」表現だなと思いました。


サビ。

色づけ世界


という歌詞から続いてポジティブかな?と思ったら


こぼれだした光はただ眩しくて見てらんない(1番)


胸を焦がして消えてった(2番)


と続き、ここにキャラクターだけでなく声優業としての焦燥感や悲壮感を僕は感じました。



でも、アイオライトという天然石は見る角度や光彩によっていろんな色、違った色合いに見える石。


最後のサビ。

色づけ世界

こぼれだした光は煌きだしたカラフルに



と、最後は悲観的にならずに、眩しかった光もきらめいて見えるようになる心情が感じ取れました。



蛇足ですが1:55の「冷たい吐息」で「はあ…」ってため息が入るの最高です。




2. あまい夢


作詞・作曲:ORESAMA 編曲:⼩島英也


一番最初に公開された曲。これもMusic Videoが公開されてます。

上田麗奈「あまい夢」MUSIC VIDEO


これはなんていうかなんも言うことがない笑

とにかく最高。MVが最高

明るいアップチューンななかでベースラインがめっちゃ映えてて凄い良い。

はにかむきみに見とれてる


で楽器隊消えるのもすごい好き。


I may be




曖昧に


の押韻もすごく聴き心地がいい。

このMVの彼女感たるや……

でも

目に映るもの全部幻みたいだ




ピンクの春の服、暗い黒の冬の服

これが現在なのか過去なのか、未来なのか……

歌詞は男性目線(MVも男性目線)なのに歌詞の心情は上田麗奈(MVの中の女性)なんですよねムズカシイ…


個人的にはピンクの服が過去、黒の服のときがいまで「あまい夢」だったいままでを思い返している

って感じかなって思ったんですけど

しごはじの「このアルバムがいつ発売か」

って話を加味するとそれプラス、

過去の春(ピンクの服)から時間が経って冬。別れた後にそれを思い出す(黒の服)

そして最後。3:55の笑顔でそれすらも過去の話。いまはまた2人戻ってそれをこの巡り巡った春の季節にまた思いだして笑いあえてる


って風な解釈に落ち着きました。なにぶんハッピーエンド大好きマンなので……




3. Falling


作曲・編曲:⽯川智久

次の曲「ティーカップ」と「あまい夢」を繋ぐインストゥルメンタル。

「落ちる」

って意味がある「Falling」

「夢に落ちて」いた状態から次の曲へ「落ちて」いくダブルミーニングだと勝手に思ってます。




4. ティーカップ


作詞:安藤紗々 作曲・編曲:広川恵⼀ (MONACA)


広川さんの曲やっぱめちゃめちゃおしゃれ。アルバム内で二番目に好きです。

あんま詳しくないから違ったら申し訳ないけどジャズ調よね…

「あまい夢」では明るさ満点だったのに一気にずっしりとした感じに。

変な夢

の歌い方めっちゃ好き



「ティーカップ」は自分の殻をイメージしてるのかなと感じました。

「あまい夢」からなにがあったかはわからないですけど塞ぎこんでしまって自分の奥に閉じこもってしまっている歌。

のぞきこまれて

深呼吸ですいこんでしまった

変な夢なんだかふしぎな気分




透明になっていくように

君に忘れられたい



からいままでとは間反対の閉塞感を持ちました。

もしかしたら「あまい夢」の後だと思ったけど「あまい夢」の中の別れた後。冬服のときのことかもしれないですね……

のぞきこまれたあの日のように


で「アイオライト」みたくため息がはいっているのが「あの日」がいつなのかを考えさせられますね……




5. いつか、また。


作詞:RIRIKO 作曲:⼭⽥かすみ 編曲:笹川真⽣


これまたすごい曲……

サビに明るさもあり暗さもあわせもってるのがすごいなと……

曲の入り、nano.RIPEの「ハナノイロ」思い出しました…

閉じ込めた季節

すぐそばに置いていたいの




そうやってすぐみんな変わっちゃうのどうして?

思い通りじゃないものなんて

イラナイ



って歌詞から「ティーカップ」に続いて自分に関わってこないでって排他的感情がこもってます。



でも、そこから、

君は独りじゃない


っていうべたな台詞をもらい、自分の中の扉を開けて「ティーカップ」から出ていく。

そんな風に感じました。


私 ダメで、ずるくて、

傷つけるのにどうして

その光は容赦なく

扉をノックするんだ


ってところ、感情がすごく溢れてて葛藤伝わってきますね…



そして曲の最後。コーラスも入って明るく、あったかくなる。これで自分の殻からちゃんと出ていけたのかな、と。








最初は一つにまとめようと思ってたんですけど思いのほか長くなりすぎてしまったのでふたつに分けようかと思います。

6曲目、「きみどり」以降は次の上田麗奈1stアルバム「Empathy」感想、考察②で。





……案の定あまい夢はしごはじに多大なる影響うけてますね…笑




2020年3月20日金曜日

掟上今日子の読了録~設計図~



忘却探偵シリーズ第12作目!!



掟上今日子おきてがみきょうこの設計図』読みました~!



前作の感想

前作、『掟上今日子の乗車券』が2018年の10月5日ってマジですか……??

もう約二年前も経ってるじゃん……大学院ならもう卒業してるよ……

西尾維新の作品は巻末に次回作のタイトルが書いてあることが多いんです。

んで、前作、なんなら前々作から次回作は『掟上今日子の五線譜』って言われてたんですけど今回も別の書籍が出ちゃいましたね(笑)

書きたいことたくさんなのは読者としては嬉しい限り!



公式サイト↓
http://kodansha-novels.jp/2003/nisioisin/


さて、ネタバレ含みつつのちょっとした感想を書いていきたいと思います。

前回が短編だったのにたいし今回は長編。

煽り文とあらすじはこのようになっております。



残り9時間! 仕掛けられた爆弾はどこに?
今日子さんと爆破予告犯との頭脳戦開始!


學藝員9010がくげいいん9010』と称する人物が、ウェブ上に爆破予告動画を投稿した。猶予は9時間。火薬探知犬と盲導犬を左右に司る爆弾処理犯のエース、『両犬あざな』こと扉井とびらいあざなが捜査を進める中、容疑者となった隠館厄介かくしだてやくすけの依頼により、忘却探偵・掟上今日子も参戦するが――。



この爆破予告動画、まずひとつ建物を爆破して「次はこの建物だ」って感じの動画なんですが、出てくる爆破された建物はモータープール、いわゆる駐車場。

「モータープール」って単語最近物語シリーズでもでてきたな~ってのと「モータープール」って単語考えた人すごいなっていう感想。笑。


「車がプールみたくたくさんいる」でモータープールって名前つける人のセンス計り知れないでしょ……


って思ったら調べてみたら「資金をプールする」とかのプールの意味で「モーター(自動車)プール(蓄える)らしい。ためになりました。それでもそんな名前つけるのすごいけど笑


そしてこの爆破予告もYoutubeであろう動画サイトに投稿されるっていうのが現代的だなと。時代を感じるよね(笑)


まずは新しく登場した「優良ゆら警部」の人称視点で物語が始まる。

けっこう直上型の正義漢で旧態依然としてる人なイメージを持ちました。

忘却探偵シリーズは準?主人公である隠館厄介君の語りではなく今日子さんの周囲の警察が語り部となることも少なくないので、すわ今回もそうかと思ったけどそうではなく、

今作は

「優良警部」

「隠館厄介」

「扉井あざな」

「犯人」

の四人の視点で物語が進行していくようでした。




爆破に使われた車。でも監視カメラには怪しい人は映ってない。ってのでドライバーが犯人ってのはわかったかな。

んでそのドライバーが厄介君なのは予想できなかった笑。

僕も厄介君に冤罪被せてしまったわ笑



もう冤罪マスターって作中で呼ばれてるのわろた。


厄介(やくすけって読むよ)君は冤罪体質で様々な事件で犯人と疑われ、その防衛策として探偵に助けを求め続けてるんですがこの設定強いよね。探偵は何故次々と事件に合うのかってところを上手く説明する役というか。とにかく厄介君がいると話がスムーズ笑

厄介君は数多くの探偵の連絡先を知っているんですが

「爆破予告は9時間後」

という今回の事件の性質から「一日で記憶がリセットされる」がゆえに「一日で(最速で)事件を解決する(というか解決できる依頼しか受けない)」今日子さんに依頼。


まずは厄介君の冤罪を秒で晴らし、そのまま事件にかかわっていきます。





ここで犯人の視点。厄介君に冤罪がかかるのも計画通り、今日子さんが選ばれるのも計画通り、事件にかかわるのも計画通りということが読者には伝わる。


タイトルの設計図ってそういう意味ね。犯人が思い描く計画の「設計図」って感じか。





視点が厄介君に戻り、爆破が予告されていた建物。町村美術館に白バイで向かう厄介君と今日子さん。

時速150kmで向かうんですが(警察とは交渉済み)

スピード違反してる白バイ周りが見たら通報するよねw

ってのと

時速150kmわろた白バイそんなだせんの

って野暮なこと考えてました笑


美術館の館長の名前は町村市群町村市群まちむらしむれ

名前に意味があることが多い西尾維新の登場人物ですがこれは「市町村郡」からきてるのかな?「郡」だと「むれ」と読めないから「群」にしたって感じですかね?



扉井さんはあらすじで「盲導犬と」と触れられているように盲目(といっても完全な盲目ではないらしい)の女性爆発処理班。

彼女が美術館内を歩く描写があり、

読んではっとさせられたけど前衛的な美術館や建造物って目の見えない人からしたら相当バリアフリーがなってなかったりするのかなって感じさせられました…

誰でも利用できるって大事だよね…(左利きだと常々思う)


ここで今回の表紙の今日子さんの衣装は美術館近接のカフェだったことを理解。VOFANさんの絵はほんとにいいよね……




話は進み本の半分くらいでもう犯人とご対面。ご対面してすぐに今日子さんは眠らされます笑

「一日で記憶がリセットされる」というのは正確には「一度眠っちゃうと」だからなんですが、それにしても今日子さんを眠らせようとする犯人久しぶりな気がする笑

最近いたっけ?忘れちゃった。



犯人は扉井あざな。動機は掟上今日子への復讐。

警察署内の友人と繋がってるというある意味ちょいズルな設定も自信が関係者っていう設定で違和感無く上書きされました。

今までの今日子さんに確執のあった犯人たちとは違った視点で、「忘れられることを恨む」なるほどと納得しました。



と、思っていたらその動機さえもフェイク(割愛したけど犯人も作中二回でっち上げてます)でただの時間稼ぎ。

過去の今日子さんの忘れた時間に冤罪(犯罪ではないけど)を被らせる

嘘喰いの迷宮のゲーム思い出したわ。


何回も騙された。というか僕がした推理がそのフェイクまでしかたどり着けないことが多かった笑



そして今日子さんの怒りというか悲しみ。

「過去を忘れることと過去を改竄されることは違う」


重いね。。







そして最後に、またもう一つどんでん返しというか、途中納得したタイトルの「設計図」がまたひとつ意味合いを変えて訪れました。

「バリアフリー」、あざなさんが言っていた使いにくいって言っていた部分も伏線になってたとは。その時間列では犯人ではなかった扉井あざなの視点で述べられたことを伏線にして犯人の動機に組み込むってすごいね…




そして、今日子さんの

「今、なんと仰いました?」


きたーーー、定型句。ミステリーお決まりのセリフだけどこれを聞くと凄く昂るね!

しかも厄介君の素朴な言葉がキーワードになる+今の厄介君の宅配という職業さえもからめる。いやはや脱帽。




そして、これけっこうなネタバレなんですけど今日子さんの最後の

「良心にかける」は、「両親に賭ける」と「電話をかける」がかかってると思ったけど違ったわ笑


んでも終わり方がなんともスマートで綺麗。最高。

プラスの付記も蛇足にならずさらに心にストンときてくれる。

付記2もあったんですけど最高でした……やっぱハッピーエンド近くになれる話が僕は好きですね……



恒例西尾維新のあとがき

「どうせ忘れるなら我でなく怒りであってほしい」

これけっこう至言だな……





読了しての感想なんですが、

中盤から優良警部もそこまで堅物ではなくて「優しい」「良い」という漢字にもやっぱり意味があったんだなと。

あざなは「あざな」かな?

そして犯罪ってバレないようにするのよりも、バレても止められないものにするほうが頭いいなって思いました。

まあ現実で犯行おこす場合って捕まらないが大前提だし、そもそも犯罪予告なんてする事件あんまないけど笑



今回のクロスオーバー

『掟上今日子の旅行記で』でてきた「矍鑠かくしゃく伯爵」

伝説シリーズの主人公「空々空そらからくう


今回の知らなかった言葉


昵懇じっこん…親しい仲、間柄

希死念慮きしねんりょ…漠然と死にたいと願うこと





そして、忘却探偵シリーズが12作品目になったのも嬉しいね!やっぱ12というと刀語を思い出すね~!






特典の既刊表紙のカレンダーも嬉しいね!




なんかネタバレがんがんにあるのに大事なとこはしょったりしましたがまあ備忘録みたいなものなので…笑

次の今日子さんの活躍も楽しみです!

2020年3月5日木曜日

ココスのここすき





結構前になりますが、2/2に音泉祭りの際になんにんかでミリオンライブのココスコラボ中野店に行ってきました。

音泉祭りの記事↓
https://ilove-imas.blogspot.com/2020/02/2020.html


3/3で終わったんで備忘録的に。

公式サイト↓
https://millionlive.cocos.jp/




まず外装からミリオンライブ。




新しい旗...掲げろ!⚑︎⚐︎





コラボメニュー&てかさすが東京時給高!




3人のパネルとコラボサインもありました



祝い花。



1番ぶち上がった。

これは愛を感じるわ



参考までにゲーム内での画像




そしてつむつむが作ってくれた料理がこちら。



おいしかったです!(一人でじゃないよ!)


対岸の火事で済んでたけどクリアファイル担当きてたら相当だるかったなって思いました笑



次のコラボは奈緒とうみみお待ちしております()